口臭・口臭治療・口臭予防
- 口臭は治療する事が可能です! おひとりで悩まず、是非ご相談下さい。
● お口のにおい気になりませんか?
ある調査によれば、ビジネスシーン(職場)において、同僚など周囲の人の容姿や身だしなみで『どうにかしてほしい』と思うのはどんな事ですか? との質問に対し、1位が体臭(67.1%)、2位が口臭(60.2%)という結果が出たそうです。
呼吸や会話時、口から出る息がにおって他人が不快に感じるのが口臭です。「自分には口臭があるのかな?」と不安に感じると、人と楽しく接する事ができなくなる可能性があります。けれど口臭の発生の原因を知り、きちんと予防対策を行う事により、悩む事がなくなります。
● 自分のにおいは気付かない
においの識別をする細胞が嗅覚細胞です。同じ人が同じにおいを嗅いでも体調や心理状態によって感じ方が変わります。体調がすぐれないと、普段つけている香水が不快になる事もあります。又、同じにおいを長時間嗅いでいると、そのにおいに慣れてしますので、自分のにおいを自分で確かめる事が難しくなります。
口臭のセルフチェック
- 1日1回しか歯を磨かない。
- 進行した虫歯がある。
- 歯石を1年以上とっていない。
- 歯肉から血やうみが出る。
- 口の中がネバネバする。
- 舌が白っぽい。
- 口が渇くことが多い。
- 歯に食べ物がはさまる。
- タバコを吸っている。
- 緊張しやすい。
- ストレスが多い。
- 睡眠不足である。
如何でしょう、思い当たる事項はございませんか?
口臭の原因
● 生理的口臭
誰にでも生理的口臭があります。そのにおいの強さは口の中の細菌、汚れ成分、唾液量などによって異なります。緊張した時、空腹時にも生理的口臭が強くなります。生理的口臭がゼロになる事はなく、健康な人でも一時的に口臭が強くなる事があるので、必要以上に神経質になる事はありません。
● 食べ物等による口臭
ニンニク、ネギ、ニラなどを食べたあとの口臭は、口の中に残った食べカスがにおう場合と、体内で消化吸収された物質が血液によって運ばれ、肺から呼気としてにおう場合があります。アルコールも体内で吸収され、肺から揮発性のアルコール成分が排出されるため吐く息がにおいます。タバコを吸う人の口のにおいは主にタールやニコチンです。これらは時間の経過とともに減少する一時的な口臭です。
● 治療が必要となる病的口臭
口の中の病気、鼻やのどの病気、呼吸器系、消化系の病気が口臭と関連していると考えられていますが、病的口臭の原因の約90%位は、口の中の病気などが原因です。進行したむし歯、歯周病、舌苔の付着、唾液分泌の減少(ドライマウス)、入れ歯の清掃不良などが上げられます。口臭が気になったらまず、ご相談下さい。
やはり、歯周病治療・歯周病予防は優先すべき事項です。日本人は歯磨きしていれば十分だと思っていますが、それだけでは必要な分の6割程度しかきれいになっていません。残りの部分をカバーする為には、デンタルフロスや歯間ブラシを使い、歯の間に残っている食べかすや歯垢を取り除く必要があります。
● 口臭発生の大きな原因となる舌苔
鏡に向かって舌を出してみると、白色や淡黄色の苔(こけ)のようなものがついているのに気がついた事はありませんか。これは舌苔といい、死んだ細菌や新陳代謝ではがれた粘膜上皮の細胞、血球成分、食物残渣などからできています。
舌苔は嫌気性細菌によって分解されると、口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物を発生します。うがいするだけでは舌苔を取り除く事はできません。舌ブラシや柔らかい歯ブラシできれいに磨いて除去する事が必要です。1日に何回も磨いたり、力を入れて強く磨くと、味を感じる味蕾を傷つけてしまうので気をつけましょう。
舌苔がついていない人は、磨く必要はありません。
~ 舌の清掃ポイント ~
- 1日1回、起床直後に舌の清掃を行う。
- 水にぬらしただけのブラシで行う。
- 歯みがきの前に行う。
- 前方にできるだけ舌を出して行う。
- 嘔吐反射を防止するには息を止めて行うとよい。
- 鏡を見て、舌苔が取れたか確認する。
口臭の予防
1. セルフケア(自分で行う)
- 歯ブラシや歯間清掃用具を利用し、すみずみまでていねいに磨きましょう。
- 舌ブラシなどを使用し、舌苔を除去しましょう。
- 義歯の清掃を行いましょう。
- 十分な睡眠とバランスのよい食生活で規則正しい生活を送りましょう。
- 気持ちにゆとりを持って、リラックスしましょう。
2.プロフェッショナルケア(歯科医師、歯科衛生士が行う)
- 定期的に歯科検診を受けましょう。
- お口の中の状態にあった適切な口腔清掃の指導を受けましょう。
- 専門的な歯面清掃や歯石の除去をしてもらいましょう。
- 虫歯や歯周病治療を早めに受けましょう。
唾液と口臭の関係
口臭対策として大事なのが唾液です。唾液には、口臭予防に関連した洗浄作用、抗菌作用、粘膜の保護作用などがあります。分泌量が減ると、口の中が不潔になって口臭が発生しやすくなります。緊張したり、降圧剤・睡眠薬の副作用で唾液の分泌が抑制されることもあります。
口臭が気になる人は口を開けてはっきり話すことが少ないようですが、唇や舌を動かすことにより、刺激になって分泌量がふえるので、人とあまり話さなかったり、食事を控えたりするとかえって唾液量が減少して口臭が強くなってしまう事があります。また、食事の際、ゆっくり咀嚼して唾液の分泌を促す事も大切です。
口腔ケアをしっかりして口臭予防! 口臭でお悩みの方、是非ご相談下さい。
口臭:
PCP丸の内デンタルクリニック
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